２０００．３．２７ 　　　　　　　　　　 お花見通勤・・・車窓から春が来た！・・ ３月もお彼岸を過ぎると､少しくらい寒くても重いコートを脱いで､ 通勤するようになる。 桜の開花が待たれる３月末になると、電車の中で読書や居眠りをしていても なんとなく落ち着かない。 この時期、座席に座ってはいけない。あまり開かない方のドアの側にはりついてないと駄目だ。 まずは江ノ電。鎌倉高校前から鎌倉までの間には1個所だけしかない。 極楽寺のトンネルを抜けて、長谷駅との間にある御霊神社（権五郎神社）の 桜が見事だ。 線路の側にある神社なのでよく見える。 鎌倉に着いて、横須賀線のホームからは、線路の側に1本大きな桜が見える。 そして遠くの山のあちこちが、山桜やソメイヨシノで淡いピンクに染まる。 北鎌倉までは住宅やお寺の桜がたくさんあるので、全部見ようと思うと きょろきょろしなくてはならない。 大船の駅に入る時に、大船観音の桜が見える。 大船を過ぎると、戸塚までの間はすごい。 住友電工の前あたりから柏尾川に沿って、ずっと桜が植えてある。 さらに日立とかの会社には必ず桜がある。 戸塚の駅から外を見ると、柏尾川の側の歩道が花見場所になっている。 その時期あの辺の企業の新入社員の仕事が、花見の場所取りだ。 東戸塚にいたころにはよく行ったものだった｡ 最近はきれいに整備されて､街灯もあるので明るいが､昔は明かりを用意しないと､ 真っ暗闇のお花見だった｡ 戸塚を過ぎると次は東戸塚の手前にある味の素の研究所の桜がすばらしい。 高台にあるので､電車のドアから見上げるようにしないと見えない｡ 東戸塚の４階の事務所にいた時は、上から見下ろせた｡ 東戸塚の駅の近辺にも何本かづつまとまって咲いているところがある。 横浜を過ぎると景色はよくない。 品川まで乗って、京浜東北線でもどるのだが、大井町の駅の手前の線路脇の土手に植えられた桜がきれいだ。 桜だけでなく連翹や雪柳などもきれいだ。 そして大森駅に近づくと、線路に沿った大森水神公園に桜がある。 但し、昨年暮れから大改修を行って、桜を切ってしまい、新たに植え直したので、今年の花見には間に合いそうにない。 この公園は暖かい時期はホームレスさん達のねぐらであり、軟派の高校生達の 溜まり場である。 季節の良い時は近くの会社のサラリーマンやＯＬ達が弁当を食べている。 無論、私の会社の花見の場所でもあるが、去年は雨で流れてしまった。 横浜で京浜東北線に乗り換えた時は、川崎駅の桜がすばらしい。 駅から東芝のビルまでずっと桜並木になっている。 私は電車の中からしか見たことがないのでよくわからないが、花見ができるようだ。 そういうわけで、その気になれば居眠りしてる暇がないほど、桜を見ることができる。 ただ残念なことは、なにしろ通勤電車からの花見ゆえ、よほどの勇気がない限りは、花見酒は飲めません。 悪しからず！