・・・ ５日目 ・・・　 １１月２０日朝３時半にモーニングコールで起こされた。 起床時間がだんだん早くなる。 荷物をまとめて４時１５分にチェックアウト。 その時に朝食の弁当と水などの入ったリュックをもらった。 ４時４５分頃バスで出発。 日本との時差はエアーズロックでは３０分しかないので、まだ外は真っ暗だ。 満月が晧晧と輝いている。 途中、バスの中から南十字星がはっきり見えた。 夜明け前の出発 シルエットのエアーズロック 前日、サンセットを見た駐車場で、朝食をとりながら今日は日の出を待った。 今日は快晴！暑くなりそうだ。 ６時ごろ太陽が昇り始めた。 今までグレーだった岩が、陽が当たると真っ赤に染まってきて美しかった。 ５分おきぐらいに写真を撮ると、色が変わってくるのがわかっていいというので、言われたように写真を撮った。 あまりに大きくて、全部は画面に入りきらない。 日の出を待つ人達 日の出が始まった！ 日の出 アボリジニの壁画 日の出を堪能したあと、またバスに乗って、登山の時間まで岩の周りをグルグル周った。 本来は８時頃から登る予定だったが、昨日の雨のせいでなかなか登山口が開かない。 レインジャーの許可が出ないと登ることはできないのだ。 アボリジニの資料館を見たり、アボリジニの壁画がある洞窟を見たりして、許可が下りるのを待った。 エアーズロックはアボリジニの聖地なので、写真を撮ってはいけない場所があちこちにある。 どんどん気温が上がってくる。 岩の周りを何周かして、ようやく９時頃に登れることになった。 何しろ木も何もない岩だから、気象条件が悪いと危険なのだ。 予定より遅れたので２時間でもどってこなければならなかった。 ３分の１は鎖を持って登る。 あとは普通に歩けるが、アップダウンはかなりある。 標高３４８メートルとはいえ、何もない岩を登るのだから大変だ。 鎖のあるところはけっこう急なので、後ろから追われて息が切れる。 休むときは、邪魔にならないよう鎖から離れて、斜面に座って息を整えなければならない。 高所恐怖症の人にはちょっときついかもしれない。 さすがに高齢の女性は少なかった。 何とか鎖の所が終わり、あとは歩きにくいながら、どうやら頂上にたどりついた。 アップダウンがあると、岩の硬さがひざにこたえる。 砂漠と言っても潅木はあるので、サバンナという感じの中に一枚岩だから、無論３６０度のパノラマだ。 遠くにマウントオルガが見える以外は、殆ど木がまばらに生えただけの赤い大地が広がっていた。 本当にオーストラリアは広い！！ いよいよ登山 エアーズロックの頂上 頂上でひとやすみ マウント・オルガを望む ３６０度のパノラマ 無事に下山 時間がないのですぐに下山。 下りは速かった。 イボイボの軍手を反対にして鎖を滑らせて下りたら、あっという間についてしまった。 そこで完登したという証明書をもらって、まっすぐホテルへ。 荷物を積んで、空港までバスで送ってくれた。 ケアンズへ行く飛行機は無事に遅れずに出発した。 ケアンズに着いてそれぞれのホテルに連れて行かれた。 私達は最初の日にブラブラした海の前の｢ホリデイ・イン・ケアンズ｣。 ホテルはどこも良かった。 Ｊ社の人の説明を聞いてから、ひとやすみ。 夕飯はレストランの予約を頼んだがとれなかったので、町に出てみることにした。 主人の希望でカニの食べられる店を探した。 カニの看板のあるレストランに入ったら、｢マッドクラブ｣が一杯８０ドルだった。 １ドルが７５円ぐらいなので６０００円ぐらいか？ マングローブの泥の川で捕れるカニだが、おいしかった。 ワインにカニや魚の料理を食べてお腹一杯！ ホテルのショップでお酒を買って、その日は終わった。