２０００．１１．１ 　　　　　 ひょんなことからゴルフを始めた。 ちょうど1年になる。 毎週土曜日の８時半〜１０時、七里ガ浜ゴルフ場のスクールに通っている。 私は長くママさんバレーをやっているが、身長が低いためレシーバーなので、 以外に運動量が少ない。 その上、仕事も殆ど座っていることが多く、通勤でも歩くところが少ない。 毎日出かけている割には運動不足なのだ。 それでゴルフなら歩くし、年をとってからもできそうだということで始めた。 道具はレディース入門セットを購入し、スクールに通い始めた。 始める前に１度練習に行ったのだが、その時は思いのほか打てた。 ゴルフは始めは全然当たらないと聞いていたので、｢何だ､たいしたことはないや｣と 高を括っていた。 そしてスクールに通う日々が始まった。 まずは７番アイアンで練習が始まった。 何も考えないで適当に打った時にはちゃんと飛んだのに、コーチのいう通りにやると全然飛ばないのだ。 飛ばないどころか、当たらないことさえある。 相手は止まっているボールなのに。 やればやるほど、ますますできなくなる。 周りでは男の人たちが気持ちの良い音を立てて打っているのに、私のボールは たまに当たって転がるだけ。 １時間半もそうやって転がしているのは苦痛以外何物でもない。 コーチもあの手この手で言ってくれるがやはりできない。 しかし止まっているボールがどうして打てないんだろう？ 投げてくれれば当たるんじゃない？ ぶつぶつ胸の中でつぶやきながら、もくもくと打つ。 スクールは２ヶ月８回で１クールになっているが、ようやっと少し当たったのが その１クールの最後７回目だった（８回目は欠席だったので）。 その日は１人づつビデオでフォームを撮影して見せてくれた。 ビデオで見ると、以外に様になっていて少しやる気がでてきた。 しかし一週間に１回の練習では、行く度にまた一からやり直しという感じで なかなか上達しない。 練習場までの往復は歩いたので、約７０００歩は結構運動になった。 もっともそれも夏の間は挫折して電車に乗ってしまったが・・・。 練習だけでは嫌になってしまったかもしれないが、そのうち紫陽花倶楽部で ゴルフに行く話が持ち上がり、私も連れて行ってもらうことになった。 さあ、大変である。 ルールもマナーも何もわからない。 その話をコーチにしたら、その前に大磯のショートコースに誘われた。 ４月の桜の季節に、生まれて始めてコースに出た。 一から事細かに注意を受けながらプレーを始めたが、練習でもたいしてできないものが、そう簡単にできるわけもない。 割に空いていたので、練習をしながらという感じでプレーをした。 たまに思いがけなく飛んだりする。 ２度ほどバンカーに入ったが、これは自分でも驚いたことに、２回とも一発で 脱出できた。 しかし、空振りはするし、芝は掘ってしまうし、飛ばないし、珍プレーの続出でひどいものではあったが、でも桜の下でやるゴルフは気持ち良かった。 それから半年、４月には湯河原、７月に富士平原、１０月に葉山と、紫陽花の メンバーでゴルフに出かけた。 私１人で足を引っ張って、皆がカートに乗っても私は乗れないのだが､ でも広いゴルフ場でプレーするのは気持ち良かった。 スコアは問題外だが、皆でやる賭けは楽しく、プレーのあとのビールはおいしいし、新たな楽しみが増えた。 しかしゴルフというのは本当に難しい。 うまく打てて、｢これでコツをつかんだ！｣って思って、次も同じように 打ったつもりなのに､全然飛ばなかったり、ちゃんと当たらなかったり、 どうしていいかわからなくなる時もある。 ちゃんと当たった時は全然力がはいってなくて、ちゃんと飛んでいる。 それにとんだ時の気持ちの良さったらない。 だからこそ、多くの人がはまるのだろう。 そんなに簡単にうまくなったら、皆プロになってしまう。 それにこのところ同じ時間にスクールに来ている人と友達になった。 その関係でホームページの作成を教えることになり、また新しいネットワークが できそうである。 一見、何の関係もなさそうなゴルフとパソコンが繋がった。